2017年10月31日

東大構内から駒込の東洋文庫、六義園を散策しました!

1028日(土)は102度目の台風の接近ということで心配しましたが、小雨模様で風もなく、この程度なら雨の六義園はかえって風情があっていいかも、という余裕のある参加者のおかげで、楽しく散策することができました。


PA280001.JPG参加者は総勢7名。まずは東大赤門をくぐります。赤門は加賀藩13代藩主前田斉泰(なりやす)が11代将軍徳川家斉の娘を正室に迎えた時に建立されました。


この赤はどうのように維持するのかしら?


さて、すぐ横にあるレストランへ。1115という半端な集合時間だったのは、ランチの予約がこの時間しか取れなかったから。案外、人気のレストランのようです。


PA280006.JPGというのも、この「東京大学伊藤国際学術研究センター内レストラン・カメリア」は、もとは大正5年から100年近く貴重な図書を保管してきた煉瓦倉庫を改装したもの。


そもそも伊藤国際学術研究センターは、2012年にイトーヨーカドーの創業者、伊藤雅俊・伸子夫妻の寄付により完成した研究施設。その1階にあり、椿山荘が運営を行っています。


建設当時からの煉瓦壁には防火設備をそのまま残すなど、レトロでアカデミックな空間でゆっくりとコースランチを味わうことができました。


PA280003.JPG PA280007.JPG PA280015.JPG

食事の後は、東大構内の散策。古い校舎群を見ながら、まずは三四郎池に。夏目漱石の名作『三四郎』で有名ですが、正しい名称は心字池。寛永6年(16294月、前田家に徳川3代将軍家光・大御所秀PA280022.JPG忠の御成(訪問)があったときに、造園した庭の一部です。


「これなの?」という声が上がりましたが、どういう意味なんでしょう。もっと広いと思ったのかな。


次に、安田講堂へ。私たちにとっては、あの機動隊と全共闘などの学生との攻防は忘れることができません。「ここだったのか」と感慨深く、「テレビで見たのより小さいな」という声も。


この建物も実は、オノヨーコさんの曽祖父で安田財閥の創始者・安田善次郎氏の寄付でできたもの。学生がおとなしい「現在では、安田講堂の下に、学食やショップがあり、誰でも利用できます。


PA280031.JPG

ここからは地下鉄南北線で駒込に。最初は、東洋文庫に寄りました。東洋文庫はアジア最大の東洋学センター。マルコポーロの『東方見聞録』を見ることができます。


お堅い場PA280034.JPG所のように思われがちですが、ハリーポッターに登場するような天井まであモリソンコレクションは一見の価値ありです。


また、敷地内には中庭を挟んで、気持ちのいいカフェがあり、お茶はもちろん、ビールやワインを飲みながら、軽いおつまみで時間を過ごすこともできます。


私たちも、ちょっとお茶でも、という気分で入ったのですが、結局、ほとんどの人がアルコールを頼んでしまいました。昼からのお酒で、ほんのり酔い心地。


アルコールのせいか、ここでの写真を撮ることをすっかり忘れてしまいました。参加の皆さん、すみません。


最後は、いよいよ六義園へ。六義園は元禄時代に、徳川綱吉から与えられた土地に、柳澤吉保が7年の歳月をかけて造った「回遊式築山泉水庭園」。ほぼぐるっと回りましたが、やはり広いですね。紅葉の季節はさぞかしきれいだろうと思います。「その季節にまた来たいね」と話し合いました。

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PA280055.JPG PA280057.JPG

今回はしっとり、じっくり大人のまち歩きという感じでした。こういうものいいです。


次回の大人のまち歩きもお楽しみに!


レポート:松本すみ子 20171031


posted by 街歩き・食べ歩き「くうかい」 at 22:59 | Comment(0) | くうかい実施レポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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