
昨日の大雨はどこへやら、10月26日(土)は朝から快晴。気持ちのいい青空が広がりました。台風の影響で被害を受けた地域の皆様には申し訳ないような・・・。
このところ続いた不順な天候もあってか、実は、開催10日前までは一人も申し込みがありませんでした。皆さん、それどころではない、また大雨でも降ったら困る、と思ったのでしょうね。今回は不成立かもと覚悟していたところ、意外にも、ぼちぼちと申し込みが。結果、催行人数達成となり、深大寺散歩が実現したのでした。
京王線調布駅に集まった4人は、この人数だから、予定はあまり気にしないで、のんびり行こうねと確認。最初の見学先のゲゲゲの鬼太郎妖怪通りは取りやめて、早速、深大寺行きのバスに乗り込みました。

道々話し合ったのは、今日は土曜日だし、新そばの季節でもあり、参道のお蕎麦屋さんは混んでいるに違いない。であれば、着いたらすぐにお蕎麦さんに直行したほうがいのではないかということ。当初の予定では料亭風のお蕎麦屋さんで「蕎麦御膳」を楽しむはずでしたが、なにしろギリギリまで人数が集まらなかったので、予約していないのです。
案の定、その店に行ってみると、2時からしか席は取れないと言われてしまいました。一同、焦る! この季節に来て、新蕎麦を食べずに帰るわけにはいきません。幸い、深大寺の周りにはたくさんのお蕎麦屋さんがあります。探してみると、庭のテーブルで木々の緑とそよ風を感じながら食べられる店を発見。早めの昼食にありついたのでした。

といっても、11時半を過ぎていたので、お腹の準備は万端です。舞茸のてんぷらなどをトッピング、蕎麦豆腐も追加して、手打ち蕎麦を存分に味わいました。
お腹がいっぱいになったところで、深大寺へ。着飾った子供がたくさんいます。「そうか、七五三なのね」と、納得。本堂のお参りを済ませ、先ごろ国宝に指定されたばかりの白鳳仏(はくおうぶつ)へ。境内には、厄除け信仰の元三大師堂、ムクロジの木(実は羽子板の羽の玉の部分になる)、湧水地(今でもこんこんと湧き出していて、水車を待まわしている)、そば守観音などがあります。
さて、今日のもう一つの見どころは神代植物公園。入場料はシニア割引で300円と、嬉しい価格。ちょうど「ばら祭り」が開催されているとのことで、雑木林や芝生の広場を通って、バラ園を目指すことにしました。

芝生広場でテーブルのあるベンチを見つけた一同、早くも休憩態勢。なぜなら売店でバラのソフトクリームやクリのスイーツなど魅力的な食後のデザートを見つけてしまったからです。ソフトクリームをなめなめ、最近の旅行体験や近況報告などで、しばし歓談。時間をまったく気にしないのは、少人数のいいところです。

バラ園までの間には、しゃくなげ園とダリア園があり、こちらも見事な花を咲かせていました。これがシャクナゲ!これがダリア?と、見たことのない花びらや色がずらり。品種改良で様々な種類が生まれているのですね。同様に、バラ園にもいまや盛りとたくさんの種類のバラが咲き誇っていました。きれいです!土曜日ということもあって、たくさんの人がカメラを片手に、また、家族でバラを堪能していました。
最後は大温室へ。ここも見ごたえがあります。南洋の植物だけでなく、何種類もの水連やベコニア(やはり、これがベコニア?というものも)、ユニークな形のサボテンなどが美しく植栽されています。
そんなこんなで、のんびり園内を散策しているうちに、早くも3時を過ぎ、おやつの時間。「早めのお昼だったから、お腹が空いたよね」ということで、仕上げに、正門出口前の喫茶店で、ケーキとお茶のセットを注文。また、ひとしきりおしゃべりをしているうちに、夕暮れの気配が迫ってきました。バス停は正門前。一同、帰宅の途についたのでした。
のんびり花を愛でながら歩いているので、それほど感じませんでしたが、知らないうちに1万歩以上を達成。久しぶりにとてもいい散歩でした。
次回も、のんびり散歩とおしゃべりとグルメを楽しみたいと思っています。乞う、ご期待!
レポート:松本