予定通り、全員が10:20に京王線新宿駅で高尾山口行きの特急に乗車、わずか1時間ほどで、京王高尾山口に到着です。
ぺちゃくちゃ話をしている間に着いてしまいました。これが、高尾山人気の理由の一つでしょう。
途中まで、二人乗りのエコーリフトに乗ります。メンバーはここで最初の山登りの洗礼を受けることになります。というのも、リフトに乗るまでの階段が意外に急なのです。
しかし、その後は、さわやかな風を感じながら、気持ちのいい15分ほどのリフトの旅です。
リフトを降りたところで、名物の「天狗焼き」を購入。焼き立てをほおばりながら、薬王院を目指します。
とはいえ、いくら登りやすい山だからといって、平らなわけがないのです。途中には、それなりの上り坂があります。足に自信のない人は女坂、自信のある人は男坂と二手に分かれました。
男坂を登ったところには「苦抜けの門」があります。これをくぐると、苦労から抜けることができるとか。男坂組は全員で「苦」を克服しました!
いよいよ薬王院。ここでは、12:30からの護摩焚きに参加する予定です。途中、のんびりし過ぎたのですが、なんとか間に合いました。
荘厳なお坊さんたちの声明(お経のハーモニー)、高僧のくべる護摩の炎の中で御祈祷が進み、徐々に心が洗われていきます。
今回は、一人ずつお香をいただいて、自分の体になでつけ、ご本尊を拝み、お札をいただくという有難い機会をいただきました。皆、感激。いい時に来たねと話し合いました。
さあ、お腹がすきました。お寺さんのお部屋でいただく精進料理を予約してあります。楽しみ!
これが、そのお料理です。種類の多いのにはびっくり。動物性のたんぱく質は一切使っていない手の込んだ料理の数々です。これで2800円。お得ですね。味もなかなかでした。もちろん、お食事をいただきながら、自己紹介などで交流を深めました。
お腹もいっぱいになったところで、頂上を目指しましょう。実は、ここから頂上までの半分くらいは急な階段。坂道なら自分のペースで登ることができますが、無理に足を上げなければならない階段は苦手という人が多いですね。私も、昔ながらの坂道のほうがいいんだけどなあ。
と、不平を言いつつも、全員がなんとか頂上に到着。しかし、出発したときは晴れていたのに、この時間にはすでに曇り。残念ながら、富士山は見えませんでした。その上、紅葉にはまだまだ早かったようです。ちらほらでした。
登りは1号路を来ましたが、帰りも同じ道ではつまらないと、4号路を下ることに。途中にあるつり橋がお目当てです。予定では、ケーブルカー駅の近くにある十一丁目茶屋で休憩を取るつもりが、なんと!4時で終了。
ここは景色もよくて、コーヒーが美味しいのですが。4号路をのんびり降りてきたので、予定の時間をずいぶん過ぎてしまったようです。
普通の山なら、予定時間を過ぎたら大慌てでしょうけど、そこは都心に近い高尾山。ケーブルカーにさえ間に合えば、問題ないし、京王線は遅くまで動いている。焦る人はいません。
帰りはケーブルカーに乗車。皆さん、まだ帰りたくないようで、TVで紹介していた「柿シャーベット」を食べたいという要望に応え、高尾山口の食堂で二度目の交流会をしたのでした。
駅前で配っていた「本日の高尾山温泉は半額の500円」というチラシに心を惹かれながらも、ここで温泉に入ったら、もう帰りたくなくなると、なくなく帰宅の途についたのでした。
新宿に着いたのは6時半ごろ。楽勝、楽勝と言いつつ、今日のハイキングは無事終了となりました。
皆さん、お疲れさまでした。次回もお楽しみに!