4月4日(木)に実施した「くうかい」まち歩きの報告です。当日の集合場所は大門。大門は増上寺の表門に当たります。やはり、ここから出発しないとね!
増上寺に近づくにつれて、増上寺の背後に東京タワーが見えてきます。
増上寺の桜はいかに?とはやる心を抑えて、まずは三解脱門をくぐります。三解脱とは、「むさぼり、いかり、おろかさ」の三つの煩悩から逃れるための門。う〜ん。私にはちょっと無理かも。一応は心してくぐりましょう。桜は散りかけですが、まだまだ見ごろでした。
まずはお参りと思ったら、7日までは年に一度の「御忌大会」が開催されている時期。イベントがあるためか、本堂は閉ざされています。本堂への階段にはご檀家さんたちが入れ替わり立ち代わり、並んで御詠歌を吟じていました。キリスト教でいえば、聖歌というところですね。ここで記念写真をパチリ。
桜と伽藍と東京タワーの共演を楽しんだ後は、特別公開中の徳川家墓地へ。ここには十五代のうち六代の将軍と正室のお墓があります。十四代家茂公の奥さんである皇女和宮のお墓も。彼女だけ別途、立派なお墓がありました。旦那様よりも立派なお墓です。まもなく倒れる徳川幕府を象徴するようなお墓でした。増上寺の裏からは芝公園に入れます。ここには広い芝生の空地があって、お弁当やおつまみやワインを持ち寄った人たちが、楽しそうに歓談していました。都心のこんなところに、こんな気持ちのいい場所があったなんて!私たちも、ここでいったん休憩。持ち寄った「桜まんじゅう」で、お茶とおしゃべりです。

休憩の後は、隣の「芝東照宮」へ。三代将軍家光が植えたという銀杏の巨木があります。
そこから横道に入ると、芝公園。ここには丸山古墳と丸山稲荷があり、丸山古墳に登ることができます。このあたりも、花見の人たちがブルーシートで桜の宴会中でした。さて、ザ・プリンスパークタワー東京を右に見て、高速道路の下を麻布十番まで約15分。高速の下だから、面白くもない道かと思うかもしれませんが、どうして、どうして、意外に見ものに遭遇します。なぜか、長さ5・6mもありそうなロールス・ロイスやベンツが止まっていたり、外人さん向けのスーパーマーケットがあったり。このスーパー、巨大な肉の塊を売っています。なんてことで、寄り道していたら、あっというまに、麻布十番へ。
メンバーの一人が、ここにある「赤い靴」の像を見たいと言い出しました。あの「♪赤い靴履いてた女の子♪」の像があるのです。ほんとに可愛い像です。ここでメンバーが薀蓄をひとつ。実はこの子は本当は海の向こうにはいかなかった。病気になって9歳で亡くなったのだそうです。麻布十番商店街をうろうろし、いよいよ本日の懇親会場「更科堀井」へ。このそば店は創業225年。今は8代目が継いでいます。「桜会席」で3種類のそばと、蕎麦湯で割った焼酎はとても美味。大いに語り合い、本日のまち歩きは終了です。
お天気はもう一つでしたが、雨の降る気配もなく、万歩計の数字は約1万歩。まち歩きにはちょうどいい歩数でした。
ちなみに、この日は皆既月食。残念ながら、曇っていて見ることはできませんでしたが。またの機会に!
完