お茶の水と神田界隈まち歩き、そして、久しぶりのオフ会を、11月8日(土)に開催しました。
◆東京のど真ん中に残る明治から昭和の雰囲気

集合は、15:00にお茶の水駅の聖橋口。まち歩きメンバー8人が定刻に集合。家を出るときはあいにくの雨で心配したものの、歩き出す頃にはすっかり止んで、その後、一度も傘をさすことはありませんでした。どうやら、メンバーに行いのいい人がいたらしい。
まずは、聖橋を渡って湯島聖堂へ。元禄時代、5代将軍徳川綱吉によって建てられた孔子廟。日本の学校教育の発祥の地です。大勢の人が中庭で太極拳をしていました。

次に神田明神。敷地内には「銭形平次」の碑があります。小説に登場した架空の人物なんですけどね。なんと、隣には手下の「八五郎」の碑まで。メンバーからは「銭形平次役は絶対に、大川橋蔵よね」という声も。七五三のお参りの人で賑わっていました。
その後、幻の「万世橋駅」跡で、明治時代の赤レンガアーチを生かして作られた「マーチエキュート」へ。今や、おしゃれなショップや喫茶店が並んだ商業施設です。神田川に面したテラスで、ぼーっとするのもお勧めです。
さて、いよいよ神田の老舗が並ぶ一角へ。2年ほど前に火事に遭い、今年10月に再建したばかりの「かんだやぶそば」は、3時過ぎにもかかわらず、お客さんで満員でした。われらは外から眺めるだけ。
このあたりには、都内唯一のアンコウ料理店の「いせ源」、すきやきで有名な「ぼたん」、「かんだやぶそば」と並ぶ老舗のそばや「神田まつや」など、戦災を免れた昭和初期の建物のお店が並んでいます。

私たちは、甘味度処「おしるこ竹むら」へ。ここも昭和の建物。おしるこはもちろん、粟ぜんざいや揚げまんじゅうなどが名物。散歩の疲れを、しばし癒したのでした。
和風雑貨店の「神田ちょんこSOIYA」を覗いた後は、靖国通りを渡り、神田青果市場(やっちゃば)跡へ。この辺りには1万5千坪もの広大な青果市場がありました。青果市場は昭和の初めに秋葉原へ、平成2年には大田区へと移転して、今の大田市場となったのです。
途中、大相撲立行司の第22代庄之助の名を付けた「庄之助最中」のお買いもの、国の有形文化財の松本家(関東大震災の復興期の和風町家で元青果問屋)などを見学し、神田駅西口へ。オフ会のみ参加の方々と合流して、「なみへい」へ向かいました。歩数を観たら、ここまで約1万2千歩でした。
◆長崎おでんで乾杯!

さっそく乾杯!「なみへい」では全国うまいもの交流サロンと銘打っているだけあって、各地からお取り寄せたうまいものが食べられます。11月のテーマは長崎市と岩手県一関市。長崎おでん、一関の豚やシイタケ、千葉のゆで落花生など、こだわりの食材を堪能しました。
オフ会の参加者は10名。会員でない方や、入会したばかりの会員も参加したので、皆で一通り自己紹介も。ワイワイと話も弾み、大いに語り合い、2時間半ほどのオフ会はお開きになりました。
次のまち歩きは2月の予定。さあ、どこを歩きましょうか。ご意見をお寄せください!